趣深き歴史と
日本美の共存
蓮華定院
蓮華定院は、鎌倉時代初期(建久年間1190-1199)に
創建された、高野山真言宗を宗旨とする寺院です。
関ヶ原の戦いの後、
真田昌幸公と真田信繁(幸村)公が仮寓していた
真田家ゆかりの寺です。
真田幸村の名はいつから?
信繁は生前、幸村とは名乗っていません。
死後に成立した“大阪夏の陣・冬の陣”の活躍を描いた軍記物語に、幸村と出てきます。
信繁は、豊臣家方の武将として、徳川氏に敵対した人物であったために、
軍記物語では、江戸幕府に睨まれないように、“幸村”という変名を使ったのではないか、と言われています。
以後、文献や演劇、テレビドラマ、アニメ、ゲームなどでは、もっぱら“幸村”という変名が使われ、
真田幸村として有名になりました。
豆知識
鎌倉時代(1185 - 1333)は、
およそ150年続きました。
その始まりは1192年と
されていましたが、
近年の研究では1185年
が有力になっています。
宿坊体験
歴史ある建築や庭園を楽しみながら、
朝夕のお勤め、精進料理、写経などを
体験していただけます。
日常の営みから離れて、
心身ともに豊かな安らぎのひとときを。
自分の心を見つめ直す
静謐な時の流れを愉しむ。
先人達の知恵を感じる
精進料理
動物性の食材を使わず、
四季折々の“旬”の食材を活かして調理される精進料理は
おもてなしの “振舞い料理”でもあります。
古くから伝わる伝統的な味、盛り付けの美しさなどを
お愉しみいただけます。
高野山の精進料理は、肉や魚などの生臭物だけでなく、
ねぎ・らっきょう・にら・にんにく・たまねぎといった、
においの強い野菜も使わないのが特徴です。