新着情報
2021.07.22
暑中お見舞い申し上げます。
盛夏を迎えました
梅雨が明け、ようやく爽やかな風がわたっています。高野山も以前に比べるとずいぶん夏の気温が上がりました。しかし、寺院内に入ると不思議にすーっと涼しくなります。まだエアコンが珍しい頃、ご供養に来られた方々は「涼んで帰るよ」と、広間でしばし寛がれたものです。
夕刻の蜩の音がいっそう涼しさを醸し出してくれます。
2021.07.10
泥中の蓮華 阿弥陀如来とキリク
今年も蓮が21鉢届き、蓮華定院本堂の阿弥陀如来様にお供えしました。
地には梵字「キリク」、周りに蓮の花々、天上からの光。祈りが天へ立ち上る様が浮かびます。
梵字「キリク」は阿弥陀如来を表し、蓮は阿弥陀如来を象徴する花です。阿弥陀如来・キリク・蓮はすなわち同一のものを表します。
お盆をひかえて蓮華定院は本堂と前庭全体が阿弥陀様の世界を表出しています。
蓮は泥に根ざし泥水を吸ってもなお清らかな花を咲かせます。その凜とした佇まいに心打たれます。
夏の終わりまでのひととき お参り、ご供養にお越しの皆様さま、どうぞお楽しみ下さい。
2021.06.29
弘法大師奉賛会会長・壬生基博様と渋沢家
壬生様の奥様は渋沢栄一氏の曾孫になられ、渋沢正雄氏はお祖母様の兄君でいらっしゃいます。
先年、壬生基博様ご夫妻が高野山にお見えになった折、奥之院のこの墓所をご案内いたしました。長く手を合わせていらっしゃた姿が美しく印象的でした。
また、この墓所には、八幡製鐵所で渋沢正雄氏にお仕えしたという方が、長くご参拝になっていました。その非常に律儀な方のご息女は札幌市におられ、今も蓮華定院にお父様のご供養を続けて頂いております。