如月朔日　護摩堂に星供曼荼羅を掲げ　法具を設え　節分の星供養会が開白いたしました。
弘法大師は「宿曜暦」を日本に初めて体系的な占星法と暦を伝えられました。人はそれそれの運勢を司る星をもっております。
「星祭」ともいわれる「星供養会」は節分に　立春から始まる一年の厄除招福を祈願する儀式です。護摩祈祷にて、人の運勢を司る星をお祀りし、災難を逃れ幸福がもたらされるよう祈願いたします。

今年初のお不動様のご縁日、護摩堂にて護摩祈祷会を営みました。気温０℃　例年に比して暖かな日となりました。
不動明王は炎の中に立ち、右手に剣、左手に羂索（けんさく）を持ち、厄難を断ち、煩悩を焼き尽くす力を持つとされます。
当院の不動明王は珍しく、剣に代わり独鈷杵（とっこしょ）を持しておられます。


みなさまの一年の無病息災をお祈りいたします。


不動明王御真言
ノウマク　サンマンダバザラダン　センダ　マカロシャダ　ソワタヤ　ウンタラタ　カンマン

午前９時奥之院燈籠堂にて法会が営まれました。氷点下の中御廟に読経の声が響きます。
低く垂れこめていた雲が次第に晴れ、やがて好い冬日和となりました。
蓮華定院の本堂や庫裡の檜皮葺に積もった白雪に青空がよく映えました。
ほとんど訪れる人の無い極寒の高野山は清浄の大気に満ち満ちています。